AI・暗号資産の電力消費が増加、クリーンエネが需要増をカバー IEA

国際エネルギー機関(IEA)は1月24日、電力市場に関する報告書の最新版「Electricity 2024」を公表した。世界の電力需要は今後3年間で急速に増加するが、再生可能エネルギーへの移行や原子力発電量の増加がその需要増をカバーし、電力部門の温室効果ガス(GHG)排出量は減少に向かう見込み。
また、報告書はデータセンター、人工知能(AI)、暗号資産による電力消費量が2026年までに急増する見通しも明らかにした。2022年に世界で推定460TWhを記録したデータセンターの総電力消費量は、26年には1000TWh以上に達する可能性があるという。