【TEAMZ WEB3 SUMMIT】参加レポート

2023年5月17日から2日間開催された、TEAMZ(東京都港区)主催のイベントTEAMZ Web3 Summitに、「web3ビジネス」がメディアパートナーとして参加した。その様子をGameFi領域に重点を置き、レポートする。
web3市場をけん引する企業が集結
会場は、スピーカーが講演を行うメインステージ、サブステージと、企業がブース出展するゾーンで構成され、ステージ、ブースともに大きな盛り上がりを見せていた。幅広い事業領域の企業が参画し、これからのweb3市場をけん引するであろう企業達が一同に集う形となった。独自性のある企業ばかりで、来場者を驚かせるようなプレゼンやブースイベントを行っていた。日本企業の参画が大半を占めるが、約3割の企業は海外からの参画であり、マーケットは日本に留まらず、世界に広がっていることを再認識する機会となった。

講演内容は多岐に渡ったが、GameFi領域の内容が多く見られた。GameFiは、ゲームにDeFi(分散型金融)の要素を掛け合わせたブロックチェーンゲーム全般のことで、プレイすることで、ゲーム外においても価値がある暗号資産やNFTを獲得できるとされている。

旅行×トークン
「ルーラコインプロジェクト」に関する講演を注目を拝聴した。ルーラコインとは、ルーラ(東京都渋谷区)が開発した、全国の観光地や温泉地で使える観光に特化した地域デジタル通貨で、旅行と暗号資産(トークン)を掛け合わせることがモチーフとなっている。ゲームの領域を超え、いずれは生活の一部となる可能性を感じさせた。

web2からweb3へ
「web2事業者から見たweb3ゲームのマスアダプション」のセッションは、web2領域で事業を行う企業視点でのweb3の捉え方についての講演となった。web3技術を活用したゲームは金銭を稼ぐだけではなく、従来のweb2ゲームにはないコミュニティ運用やユーザーとの連動が特長だという。web3ゲームの拡充に期待が集まる。

GameFi関連のブースが目立つ
企業による出展ブースにも多くの来場者が足を運び、企業の話に耳を傾けていた。GameFi関連のブースが多く見られたが、コールドウォレット関連企業、ブロックチェーン開発関連企業、プラットフォーマー関連企業なども見られ、ぞれぞれのブースは非常に活気づいていた。

「web3ビジネス」に協賛するSAKURA UNITED PLATFORMのパートナーであり、「Play Mining」を運営するDigital Entertainment Asset(シンガポール)や「エルフマスターズ」を運営するHash Palatte(東京都港区)もブース出展を行っていた。


そのほかにもFPS(シューティングゲーム)や、ゴルフ、ペットの育成などをモチーフにしたゲームなど多様なタイトルが見られ、GameFiの盛り上がりを示すものとなった。
今回のイベントは、総じてweb3の未来を感じるさせるイベントだった。活躍していくプロジェクトにけん引されるマーケットの拡大を楽しみにしている。TEAMZ WEB3 SUMMITは今後も定期的に開催される予定で、次回は2024年4月を予定。「web3ビジネス」は引き続き同イベントのメディアパートナーとして、支援していく。