朝日広告賞の賞状をNFT化 SBI NFTらが技術提供 

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デジタル賞状のイメージ(出所:朝日新聞社)
デジタル賞状のイメージ(出所:朝日新聞社)

朝日新聞社(東京都中央区)は7月5日、NFT(非代替性トークン)コンサルティング事業やNFTマーケットプレイスの運営などを行うSBINFT(同・港区)、暗号資産業のSBI VCトレード(同)と連携し 、第71回朝日広告賞の受賞者にNFTを利用したデジタル賞状を発行すると発表した。賞状は紙とデジタルで贈られる。

デジタル賞状は、他者への譲渡が不可能なNFTで、個人の経歴を証明できるソウルバウンドトークン(SBT)で発行する。さらに、パブリックチェーンを利用することで、発行履歴がブロックチェーン(分散型台帳)上に記録され、受賞実績を半永久的に証明することができるという。

また、デジタル賞状保有者には、同社が保有する2000万点以上の写真・動画を通常の半額で広告利用できる特典を付与するとしている。

朝日広告賞は1952年に開始した。クリエイターの育成、広告文化の発展を目指し、優れた新聞広告を表彰している。71回目の今回からは従来の「新聞広告の部」に加え、新たに「デジタル連携の部」を設け、新聞広告を媒介に、動画やAR(拡張現実)、SNSとのつながりなどデジタルとの連携を評価する。今回の試みはその一環だという。

なお同社は2023年に2月より同社が保有する鉄道の報道写真を使用したNFT「鉄道開業150年シリーズ」を楽天グループ(東京都世田谷区)が運営するNFTマーケットプレイス「Rakuten NFT」上で販売し、報道写真のNFT化事業を開始している。

SBINFTは、NFTマーケットプレイス「SBINFT Market」を運営している。自律分散型エコシステムの構築を掲げ、web3を牽引するビジネス創出を目指している。

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