IHI・富士通、CO2削減量など「環境価値」取引の基盤構築へ共同PJ開始

IHI（東京都江東区）と、富士通（東京都港区）は4月12日、世界的な需要が著しいCO2削減量などの環境価値の取引の実現に向けて、ブロックチェーン技術を活用して、環境価値を取引市場に流通させるプラットフォームの構築に向けた共同事業プロジェクトを開始したと発表した。

具体的には、IHIのIoT基盤「ILIPS」（アイリップス）を通じて収集されたデータから算出したCO2削減量を環境価値として、ブロックチェーン技術によりトークン（デジタル化された権利・資産）化し、異なるブロックチェーン同士を安全に相互接続する富士通の「ConnectionChain」を活用して環境価値取引市場に流通させるプラットフォーム（仕組み）を立ち上げ、効率的な環境価値の流通を目指す。