デロイトら、web3活用しクリエイター支援プラットフォームを提供

国際短編映画祭ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)の運営に携わるビジュアルボイス(東京都渋谷区)と、デロイトトーマツグループのデロイトトーマツコンサルティング(同・千代田区)は1月25日、web3の技術を活用したクリエイター支援プラットフォームを共同で提供することを発表した。クリエイターが自身のプロモーションを一元的に行えるシステムの構築を目指す。
同プラットフォーム「Visual Voice Asset Platform(VVAP)」は以下の機能を有する。クリエイターが間に別のサービスを挟むことなくプロモーション・収益化ができるため、クリエイターエコノミ―の活性化が期待できるという。また、VVAPは、米ConsenSysが開発したweb3サービス統合環境である「InfuraNFT API」を日本で初めて導入している。
- データを半永久的に保存可能な分散型ストレージを用いて、作品を管理するアセットマネジメント機能
- プロモーションを支援するポートフォリオ機能
- 映画祭へのエントリー機能
- 作品価値向上のサポート
- 作品の頒布権・上映権・公衆送信権などの売買機能
- 企業とのマッチング機能
- ファンと繋がるコミュニティやDAO(自律分散型組織)の支援
- ファントークン(暗号資産)運用機能
- メタバース・オンラインでのコンテンツ視聴機能
マッチングやコミュニティ支援などについては、ビジュアルボイスがSSFF&ASIAで培ったネットワークやノウハウを活用する。クリエイターエコノミーの構築については、収益化していく際の会計、法務、税務分野で知見・経験を有するデロイトトーマツコンサルティングが支援していく。
VVAPは、2023年6月に行われるSSFF&ASIAの開会に合わせて公開される。また、先駆けて4月にβ版を公開する予定だという。