TIS、web3企業フィナンシェと提携 金融包摂と地域課題解決がテーマ

  • 印刷
  • 共有
(出所:TIS)
(出所:TIS)

TIS(東京都新宿区)は7月25日、web3プラットフォームを提供するフィナンシェ(同・渋谷区)と資本・業務提携をしたことを発表した。TISはweb3パートナーと共創しながら事業創造を目指しており、今回の提携で金融包摂と地域課題解決等を主要テーマとした両社ビジネスの更なる拡大を目指す。また、長期的にはIEO(暗号資産を用いた資金調達)支援、セキュリティ分野でも連携する予定。

フィナンシェの、地域・スポーツ領域での独自トークン(暗号資産)を使ったコミュニティ運営の実績と、TISの決済機能を中心とした社会システム基盤との連携によって、既存サービスにweb3機能を付与することで新たな価値を提供する考え。

具体的には、web3コンサルティング、スマートコントラクト開発・監査・運用、トークン・NFT(非代替性トークン)発行等のweb3サービスを提供することでファンコミュニティ構築や地域の関係人口創出を目指す。また、DAO(分散型自立組織)運営やIEO支援事業でも連携していくとしている。

フィナンシェは、ブロックチェーンを活用したトークン発行型のクラウドファンディングサービス「FiNANCiE」運営や、NFTの企画・発行、IEO支援事業などトークンを活用したコミュニティやエコシステムの形成を支援している。現在、200以上のスポーツチームやエンタメプロジェクト、著名人のトークンの発行・販売、企画・運用実績を有する。

また、同社はTISのほか、J. フロントリテイリング(東京都中央区)、ふくおかフィナンシャルグループ(福岡県福岡市)、丸井グループ(東京都中野区)からも資金調達を行っている。これらのパートナーが有する強固な事業・顧客基盤等との事業連携を進め、トークンエコシステムの形成・拡張を一気通貫で支援する国内唯一のweb3プラットフォームの確立を目指していくとしている。

この記事にリアクションして1ポイント!(※300ポイントで有料記事が1本読めます)

関連記事