NEC、web3活用したZ世代マーケWG発足 9月から

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ファンマーケティングWGのイメージ(出所:日本電気)
ファンマーケティングWGのイメージ(出所:日本電気)

日本電気(NEC/東京都港区)は7月24日、Z世代を対象としたマーケティングを共創する「ファンマーケティングワーキンググループ(WG)」を、発足すると発表した。WGは同社が運営する「web3コミュニティ」内に設置され、参画企業と同社の知見や技術を組み合わせることで、さまざまなユースケースや新しいサービスの創出を目指す。発足は2023年9月を予定している。

Z世代に対するマーケティングが重要視される中で、NFT(非代替性トークン)やメタバースが活用されるケースが増えてきている。同社は、Z世代とのコミュニケーションについて、先行的に共創や実証実験ができる場を創出する必要があると考え、WGの立ち上げに至ったという。

WGでは「世界で最もZ世代と共創可能なweb3の実験場になる」をビジョンとし、共創パートナーだけでなく、Z世代の生活者と共同で、生活に根付いた価値あるユースケースやサービスを創出するという。

WGでは、以下のリソースを持ち寄って共創活動を行う。

  • 人:共創/実証実験に参加するZ世代の生活者モニター
  • 場所:実証実験を行うさまざまなドメインの事業フィールド
  • イネーブラ:web3のサービスを簡単かつ短期で実現できるプラットフォームや要素技術

同社は2022年12月、生体認証、ブロックチェーン(分散型台帳)、秘密計算等の技術を活用した安全なweb3社会の実現のための「web3コミュニティ」の開設を発表した。ビジネスにおける共創を目指し、パートナー企業の募集を行っている。

同コミュニティでは、同社のweb3に関する技術とパートナー企業の知見や技術を組み合わせ、ユースケースやサービスを創出することで、より良い社会の実現に貢献するという(2023年3月の取材記事)。

なお同社はWGの募集に先がけて、「web3時代におけるZ世代マーケティング」と題したイベントを8月29日に開催する。

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