大阪万博のweb3デジタルウォレットにハッシュポートが協賛

HashPort（東京都港区／ハッシュポート）は7月18日、大阪・関西万博で提供される独自のウォレットサービス「EXPO 2025 デジタルウォレット」に協賛すると発表した。NFT（非代替性トークン）や譲渡不可能なNFTであるソウルバウンドトークン（SBT）を通し、来場者にシームレスなweb3体験を提供することを目指す。

EXPO 2025 デジタルウォレットは、独自の電子マネーやポイントなど金融サービスのほか、独自のNFTを提供する。また、SBTやweb3用ウォレットを活用した事業連携サービスとして、各種パビリオンや、万博を盛り上げる外部事業者との連携を担う。

同協賛において、同社が提供する範囲は以下の通り。

• EXPO 2025 デジタルウォレット：他の協賛金融機関が提供する大阪・関西万博独自の電子マネー・ポイント・ステータスサービス・NFTの各金融サービスのゲートウェイとなるモバイルアプリ
• ウォレットID基盤：単一IDで大阪・関西万博独自の各金融サービス並びに連携サービスへの登録・ログインが可能なID基盤
• SBTデジタルパスポート：SBTを活用してパビリオンや機運醸成パートナーとEXPO 2025 デジタルウォレットが連携する際の基盤
• web3用ウォレット：パビリオン連携や外部事業者連携で発行されたNFTやSBTを保管するためのウォレット

同社は、金融機関等とのシステム連携において実績を有しており、経済産業省の「行政との連携実績のあるスタートアップ100選」にも選出されているweb3企業。同社と関連子会社であるHashPalette（同）、HashBank（同）の技術を合わせ、想定2820万人の来場者に対し、会場内外でのシームレスなweb3体験を提供するとしている。

なお、同社は2023年4月、三井住友フィナンシャルグループ（東京都千代田区／SMBCグループ）とその子会社である三井住友銀行（同）と共同で、SBTを用いたSMBCグループの社内コミュニティ形成に関する実証実験を実施している。