ANAグループ、NFT事業を開始 日本各地の特産品などの商品化も視野に

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(出所:ANAグループ)
(出所:ANAグループ)

ANA NEO(東京都中央区)、並びに全日本空輸(ANA/同・港区)は5月30日、ブロックチェーン(分散型台帳)技術を活用した新たな事業として、NFT(非代替性トークン)事業を開始すると発表した。航空業界の取り組みにNFTを活用し、顧客との新たなつながりを生み出すことを目指す。

ANA NEOはNFTマーケットプレイス、「ANA GranWhale NFT MarketPlace」をオープンし、バーチャルトラベルプラットフォーム「ANA GranWhale」(メタバース旅行サービス)とともに事業を推進。まずは「ANA NFT コレクション」としてNFT商品の販売を開始する。なお、NFTマーケットプレイスの開設は、エアライングループとして世界初だという。

商品の第1弾として、航空写真家であるルーク・オザワ氏の作品をNFT化し、うち1点は写真のポジフィルム付きで販売する。第2弾は、ANAが世界で初めて導入したボーイング787初号機の特別塗装機と、当時検討された幻のデザインをNFT化し、3Dモデルの飛行機として販売する。第3弾以降は未定だが、今後商品は増やしていくとしている。決済はクレジットカードに対応しており暗号資産でなくても購入できる。

ANAグループは、今後日本各地の名産品などのNFT商品化を視野に入れながら、地域や海外を含めた顧客体験価値の向上を目指すとともに、新たなつながりを生み出していくとし、「今後のNFT事業にご期待ください」と発表した。

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