デジタルツイン渋谷を拡張 リアルとバーチャルの連携強化

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拡張した「デジタルツイン渋谷」のイメージ(出所:渋谷5Gエンターテインメントプロジェクト)
拡張した「デジタルツイン渋谷」のイメージ(出所:渋谷5Gエンターテインメントプロジェクト)

KDDI(東京都千代田区)、渋谷未来デザイン(東京都渋谷区)ら中心とした「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」は10月27日、2021年に発足した「デジタルツイン渋谷」を拡張し、リアルとバーチャルが連携する都市体験の提供を目指す、バーチャル接客の実証実験を行うと発表した。

「デジタルツイン渋谷」は、実在する都市をバーチャル空間にリアルに再現したメタバースの一種。今回、渋谷スクランブル交差点エリア、センター街エリアにフォーカスし、現実の渋谷から収集したデータをデジタル化した。

加えて、リアルの街でスマートフォンをかざすとデジタルツイン内のアバターが現れる。これによりリアル空間とバーチャル空間でのリアルタイムのコミュニケーションが可能になるという。

今回、バーチャル接客の第一弾として、渋谷でノンアルコールドリンクなど提供する「SUMADORI-BAR SHIBUYA」を「デジタルツイン渋谷」内に再現し、実証実験を行う。ハロウィーン時期に合わせて渋谷の街の安全、街への貢献をテーマに掲げ、飲食店やアパレル店舗での接客を想定しリアルとバーチャルの双方向での接客を行うという。

同プロジェクトは、人流回復に伴い、バーチャル空間だけに収まらず、リアルとの連携強化も重視されていくと考え、今後も参加企業・団体などの複数のステークホルダーと連携しながら、渋谷の街での新しいエンターテイメントや都市体験を追求し、渋谷の発展に貢献していく考え。

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