アリババクラウド、「DXラボ」発足 東急不動産、TSIら参画

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(出所:アリババクラウド・ジャパンサービス)
(出所:アリババクラウド・ジャパンサービス)

アリババクラウド(中国)は8月29日、デジタル変革プロセスを加速させることを目的としたプログラム「アリババクラウドDXラボ」の発足を発表した。同プログラムは、リテールやロジスティクスなどの分野に特化し、参加メンバーとの協力のもと、革新的な産業ソリューションの共同開発を行うという。

同プログラムには、東急不動産(東京都渋谷区)、アパレル大手のTSIホールディングス(東京都港区)が初期のプログラムメンバーとして参加。また、ゲーム開発スタジオのJP GAMES(東京都千代田区)、ライブコマース企業のLaLa Station(韓国)、ブロックチェーンソリューションを手掛けるAvalanche(大阪府大阪市)、Cloud Navi(東京都中央区)もテクノロジーパートナーとして参画。関連分野の技術リソースおよび、専門知識をプログラムメンバーに提供する。

プログラムメンバーとテクノロジーパートナーは、定期的に交流・業界のトレンドなどを共有し、次世代のアプリケーションの開発に取り組む。開発された製品やサービスは、それぞれの業界にポジティブな影響をもたらすことが期待されている。同プログラムは、日本の現地企業が無料で参加でき、現在メンバーを募集中だ。

アリババクラウドと TSI ホールディングスの提携は、「アリババクラウドDXラボ」から、生まれた最初の共同イノベーション。TSI ホールディングスは、アリババクラウドのスマート物流ソリューションである倉庫管理システム(WMS)を導入。上海と付随する日本のクロスドック倉庫やベトナム倉庫で展開する。WMSにより、リアルタイムの在庫状況や輸送状況が可視化され、輸送や管理の効率化が可能となった。

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