旅行×NFT、HISがNFTを販売 第一弾は札幌

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(出所:エイチ・アイ・エス)
(出所:エイチ・アイ・エス)

エイチ・アイ・エス(HIS/東京都港区)は6月15日、NFTコミュニティ「WAFUKU GEN」(わふくジェネ)との共同プロジェクト「Traveler's Canvas」を開始し、各シーズナリティに分けてNFT(非代替性トークン)を限定販売すると発表した。NFTを活用した新たな旅行体験の創出や、地方創生に貢献することを目指す。

「WAFUKU GEN」が手がけるジェネラティブNFT(アルゴリズムや規則に基づいて自動的に生成されるNFT)の販売開始は6月30日で、発行数は1万体。暗号資産のイーサリアム(ETH)でのみ購入でき、価格は日本円で1,300円相当だという。

また、NFT保有者に向けては、イベントでのソウルバウンドトークン(SBT)発行を予定している。SBTは譲渡不可能なNFTで、保有する個人の経歴や行動履歴を表すものとして用いられる。

イベント第一弾の北海道では、新千歳空港をはじめとする複数のエリアで、NFT保有者への特典やSBTを提供する。その後も、主要な観光地だけでなく、まだ注目されていない地方にも展開し、それら地域がNFTを通じた地方創生や発展の機会を得られる土台創りを進めるとしている。

web3技術を活用し魅力の発信や新たな事業創出を目指す

同社は、NFTやブロックチェーン(分散型台帳)の技術を活用することで、地方創生・地域活性化や、新規顧客とマーケットの創出によるツーリズムの活性化などの実現のため、同提携を開始した。

同社は2023年1月にも、日本のアニメ・マンガのコミュニティを運営するMyAnimeList(東京都千代田区)との業務提携を発表している。同提携により、メタバースやweb3を活用した日本の魅力発信や日本のアニメ・マンガに関連した旅行商材の販売を進めている。

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