QTnet、DX・web3領域での新規事業創出を目指し、 特化型ファンドへ出資

九州電力グループの電力系通信事業者、QTnet（福岡県福岡市）は6月14日、ベンチャーキャピタルのGxPartners（同）とFFGベンチャービジネスパートナーズ（同）が共同で設立した、DXやweb3領域を対象としたファンド「九州オープンイノベーション2号投資事業有限責任組合（九州オープンイノベーションファンド2号）」に出資したと発表した。

出資のねらいはDX、web3領域での新規事業創出を支援し、オープンイノベーションを推進すること。九州でのスタートアップエコシステムの拡大を目指す。

九州オープンイノベーションファンド2号は、DX、web3領域のスタートアップ企業への投資と事業成長への支援、出資企業との積極的なオープンイノベーションを推進するファンドで、2022年8月に組成された。

QTnetは、九州オープンイノベーションファンド1号への出資をはじめ、これまで多様なスタートアップと協業を行ってきた。今回の2号ファンドへの出資を通じて、DXやweb3領域での新規事業創出を目指したオープンイノベーションをさらに推進していくという。また、同社が運営しているオープンイノベーションプログラム「TSUNAGU」においても、ファンドとの連携を深め、九州のスタートアップエコシステムの拡大と地域課題解決に貢献していくとしている。

同社は、「情報通信のさらなる可能性を追求し、新たな”ワクワク“を生み出す新規事業・サービスの創出を目指し、これまでもスタートアップとの共創を進めてまいりました。本出資を通じて、未来を拓く新たなイノベーションを実現します」とコメントした。

2号ファンドに出資する他企業は以下の通り。

• 地域経済活性化支援機構（REVIC／東京都千代田区、今回QTnetとともに参画）
• アステム（福岡県福岡市）
• 沖縄銀行（沖縄県那覇市）
• 正興電機製作所（福岡県福岡市）
• テレビ西日本（福岡県福岡市）
• 凸版印刷（東京都台東区）
• 西日本鉄道（福岡県福岡市）
• 三菱UFJ信託銀⾏（東京都千代田区）
• ワールドホールディングス（福岡県福岡市）
• FFG FOF1号投資事業有限責任組合（FFGベンチャービジネスパートナーズ）