オリックス銀、すみだ水族館でNFTカード配布の実証 SBTの可能性探る

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(出所:オリックス銀行)
(出所:オリックス銀行)

オリックス銀行(東京都港区)は9月21日、企業のNFT(非代替性トークン)マーケティングを支援するSUSHI TOP MARKETING(同・千代田区)と共に、すみだ水族館(同・墨田区)の来館者に向けて、NFT付きカードを配布する実証実験を行うと発表した。他者への譲渡が不可能なNFTであるソウルバウンドトークン(SBT)技術活用の可能性を探るねらいだ。配布開始は9月30日を予定している。

同社は、9月30日に公開する東京都・小笠原諸島の新常設展示「オガサワラベース」の記念品として、来館者へウミガメやシロワニなど、全5種類の「小笠原のいきものNFT」付きの記念カードを先着で2万枚配布する。

配布される記念カードには、二次元コードが印字されており、それをスマートフォンで読み取ることで、「小笠原のいきものNFT」が1つランダムに発行される。SUSHI TOP MARKETINGの「NFT Shot」技術が採用されており、ウォレットを持っていなくてもNFTを取得できる。なお、NFTは他者への譲渡が不可能なソウルバウンドトークン(SBT)の形式で行う。

記念カードのイメージ(出所:オリックス銀行)
記念カードのイメージ(出所:オリックス銀行)

同社は同取り組みにより得た結果をもとに、SBT技術を応用することで、ローンや預金など新たな金融サービスへの活用を検証することが目的だ。

同社は、今後もweb3、NFTをはじめとするデジタルテクノロジーを活用し、顧客に新たな価値を提供するサービス開発に努めるとしている。

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