NECとDataGateway、web3・デジタルウォレット事業で協業

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日本電気(NEC/東京都港区)とDataGateway(シンガポール)は8月29日、web3やデジタルウォレットに関する新規事業開発、市場創出、市場拡大を目的とし協業することを明らかにした。より具体的な協業内容は今後継続して協議していくとした上で、両社の技術を相互開示した技術検証、事業コンセプトやビジネス性を検討するための実証実験を行うと発表している。

今回の基本合意によって、両社が持つソフトウェアや技術を融合させ、個人の情報価値を最大化し、企業の情報管理負荷を最小化する情報管理・利用方法を確立、トラストな(信頼性ある)web3社会の実現、並びに市場の創出・拡大を目指すとしている。

NECは、生体認証、秘密計算、ブロックチェーン(分散型台帳)等の技術を活用し、プライバシーを保護しながらもデータ利活用が活発な、人とデータのトラストなweb3社会の実現に取り組んでいる。2023年からは、「web3コミュニティ」を主導し、各企業との共創を進めている。

DataGatewayは、デジタルウォレット「Woollet」の開発・提供を通じて、データ自己主権の実現と共に、セキュアなデータを通じて人とAIが共生できる社会を目指し、グローバルで活動を進めている。2023年からは、博報堂キースリー(東京都港区)と共同でweb3時代の企業向けウォレットサービス「wappa」の提供を行っている。

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