モバイルファクトリー、位置情報共有SNS NauNau運営会社を子会社化

全国9100駅以上の駅を巡る位置情報ゲーム「駅メモ！」の開発・運営を行うモバイルファクトリー（東京都品川区）は5月30日、位置情報共有SNSの「NauNau」の開発・運営を行うSuishow（同・武蔵野市）の株式の一部を取得し、完全子会社とする契約を締結した。両社は協業によって、次世代の位置情報サービスとして、双方が大きく成長できると考えている。

具体的にはモバイルファクリーのゲーム運営やブロックチェーン（分散型台帳）領域でのノウハウを共有し、Suishowの事業支援を行うことで、「NauNau」を発展させ、新しい世界観を構築できるサービスを目指すとしている。

今後の展開として、モバイルファクトリーは「NauNau」や「駅メモ！」の位置情報を活用した送客支援サービス「ダイレクトスポットアド」を2024年に開始する。「ダイレクトスポットアド」は希望の店や施設、イベント会場などへの集客を支援するサービス。2023年夏よりテスト運用を開始するとして、トライアル企業を募集している。

モバイルファクトリーは位置情報連動型ゲームの運営、位置情報のサーバーコストや地図コストの削減、マネタイズなどに関する技術・知識を有しており、近年ではNFT等を活用したブロックチェーン事業への参入や、web3企業への出資などを行っている。suishowとは、1月27日にパートナーシップ契約を締結していた。

Suishowは、位置情報を共有できるSNS「NauNau」に加え、NFTが使えるメタバースプラットフォーム「Zoa.space」の開発・運営も行っており、次世代のSNSサービスを展開する。