地方創生×web3 山梨県、NFT活用し水素技術をPR

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出所:山梨県
出所:山梨県

山梨県は3月8日、web3を活用した新しいPRとして、日本発のNFT(非代替性トークン)プロジェクト「NEO TOKYO PUNKS(NTP)」とコラボレーションを発表した。NFTを活用した、自治体によるユーザー参加型PRは全国初の取り組みだという。エンターテインメント作品を通じて山梨県の情報を発信する。

今回の取り組みでは、同県が持つ水素技術をテーマにしたオリジナル漫画をNTPが制作。「2050年の東京」を舞台にしたNTPのストーリーに同県の先進的な取り組みを作品の舞台設定として組み込むことで、エンターテインメント作品を通じて山梨県の情報を発信するという。作品の公開は、3月20日。

これまでの自治体の情報発信は、一方向の情報提供が中心であった。同取り組みではNFTを活用し、一緒に同県の未来を考えてもらうことを狙いとした。具体的には、同作品に関連するNFT所有者などがストーリーを制作するほか、作中のセリフを考えて投稿するキャンペーンを実施する。

さらに、NFTと市町村の連携はあったが、都道府県との連携はこれまでなかったとし、NTPが山梨県と組むことで世間のNFTへのイメージの変化や知名度の向上を見込めるという。

同県では水素・燃料電池産業の研究開発拠点が集まっている優位性を生かし、水素・燃料電池関連産業の集積地「やまなし水素・燃料電池バレー」を目指している。関連産業の集積・育成や、普及啓発活動などさまざまな取り組みを行っている。

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