東急電鉄、NFT無料配布でSUSHI TOPと協業 新線開業を記念

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(出所:東急電鉄)
(出所:東急電鉄)

東急電鉄(東京都渋谷区)は3月13日、東急新横浜線の開業を記念したNFT(非代替性トークン)の無料配布を実施すると発表した。新たなデジタル顧客接点の獲得を目指す。配布は3月18日より開始する。

同取り組みで、同社は企業のNFTマーケティング支援を行うSUSHI TOP MARKETING(同・千代田区)と協業する。下記4種類のNFTを無料で配布し、所有者限定でコンテンツが利用できる特設サイト「TOKYU RAILWAYS NFT PROJECT」を開設する。なお、NFTを取得・保存するためのウォレットや暗号資産を持っていなくてもNFTを受け取ることができる。

  • 過去に東横線で稼働していた9000系の復刻デザイン(新横浜駅でQRコード付き電車カードを3,000枚限定で配布/新綱島駅でQRコード付き掲出ポスターにて配布)
  • 期間限定で車両に掲出しているヘッドマーク(東急電鉄公式TwitterにてNFT受取用URL配信)
  • 駅名標入り電車カード(新綱島駅でQRコード付き電車カードを2,000枚限定で配布/新綱島駅でQRコード付き掲出ポスターにて配布)
  • 美術作家・原田郁氏による開業を祝したデザイン(東急電鉄公式InstagramにてNFT受取用URL配信)

同社は今後、今回の配布結果や顧客のニーズを踏まえ、リアル拠点・デジタル空間上の両面で楽しめる体験価値創出を目指し、デジタル技術を活用したサービスを提供していく。また、同取り組みは社員のアイデア投稿がきっかけになっていることから、今後も現場社員の意見を取り入れ、顧客ニーズを反映したサービス提供を検討していくという。

なお、今回の協業は東急が主催する事業共創プラットフォーム「東急アライアンスプラットフォーム 」によって実現した。グループの幅広い顧客接点とアセットを活用して新たな価値を創出し続けることで、スタートアップ企業などから選ばれるプラットフォームとなることを目指している。これまで通算で、102件の協業(36件の事業化及び本格導入、そのうち8社との業務・資本提携を含む)を実施している。

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