web3・NFT×不動産　不動産会社とブロックチェーン企業が提携

サンフロンティア不動産（東京都千代田区）は4月21日、ブロックチェーン（分散型台帳）技術を用いた製品開発等を行うモノバンドル（同）との提携を発表した。両社は「不動産領域×web3」のテーマを掲げ、不動産業界のNFT（非代替性トークン）とブロックチェーン技術の活用を促し、業界のイノベーションを牽引していくという。

両社は、「不動産領域×NFT」を出発点とした、web3業界のスタートアップへの体験の提供や、コミュニティ同士の協業に貢献していく考え。また、ブロックチェーン技術を活用した不動産関連サービスの開発により、不動産取引におけるプロセスの効率や透明性の向上を図る。

両社は今回の提携によって、サンフロンティア不動産の不動産領域の実績・知見と、モノバンドルのブロックチェーン技術を掛け合わせる。今後、産業間のブロックチェーン技術とweb3業界のスタートアップに対する貢献、不動産における新しい購買体験の提供を模索し、先進的な事例の創出を目指していくという。

サンフロンティア不動産は、不動産分野でのweb3活用は今後活発になっていくものとし、将来的にはDAO（分散型自律組織）の仕組みを取り入れた新しいワークスタイルや不動産流通の新しい仕組みが創出できるとの見通しを示した。