DNP、XRコミュニケーション事業の推進に向けnewtraceと業務提携

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左:Robloxを活用したワールドの例「日本浮世絵街道」、右:販売アイテムの例「お面」(出所:大日本印刷)
左:Robloxを活用したワールドの例「日本浮世絵街道」、右:販売アイテムの例「お面」(出所:大日本印刷)

大日本印刷(DNP/東京都新宿区)は6月8日、バーチャル空間やアバター制作を手掛け、世界大手のゲーミングメタバースプラットフォーム「Roblox」のパートナーであるnewtrace(同・渋谷区)と業務提携を行うと発表した。両社は「Roblox」を活用したサービスを提供し、グローバルなつながりの構築を目指す。

両社はnewtraceのCG制作技術と建築設計領域で培った空間演出力と、DNPのアニメ・マンガ・ゲーム等のIP(知的財産)ホルダーとのつながりや、リアルとバーチャルを掛け合わせる知見を持ち寄り、エンターテインメント企画の立案・運営やデジタルアイテムの提供・販売等を行う。

具体的には、Roblox内の仮想世界である「ワールド」上で国内のIPコンテンツが楽しめる「ワールド・デジタルアイテム」を展開し、国内と海外のファンをつないでいく。また、IPを活用した企業等の独自の「ワールド」やアイテムの提供を通じ、「ワールド」の利活用や独自の「ワールド」を企画・運営するサービスを提供、ファン同士をグローバルにつないでいくことを目指す。

両社は今後も、さまざまなIPホルダーや企業と連携して、アニメ・マンガ・ゲーム等のコンテンツの世界観を反映したワールドやアイテムを提供し、リアルな商品の展開も合わせた「XRコミュニケーション」事業を推進し、新しい価値を提供してくとしている。

DNPは、あらゆる年齢・性別・言語の人々が、リアルとバーチャルの双方を行き来できる新しい体験と経済圏を創出する「XRコミュニケーション事業」を展開している。自治体や住民・企業と共創しながらまちを創り上げていく、共創型XRまちづくり事業や、東京アニメセンターやバーチャル図書館等、生活者とのコミュニケーション接点強化のためのXR事業、従来のビジネスの形に合わせた企業のマーケティング領域におけるXR事業等を行っている。

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