凸版印刷ら、web3マーケのグローバル展開で協業 NFT、メタバースなど

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出所:凸版印刷
出所:凸版印刷

凸版印刷(東京都文京区)とコミュニティの研究開発・運営などを手掛けるスケーラブリー(同・港区)は2月15日、web3領域でのマーケティング支援サービスの開発やグローバル展開に向けた連携について発表した。協業は2月より開始する。

同協業により、凸版印刷のマーケテイングに関する知見やメタバース等の独自基盤、スケーラブリーが持つブロックチェーン(分散型台帳)技術やグローバル市場における知見を掛け合わせる。web3時代の新たな商材の開発を行い、日本国内だけでなくグローバル市場に向けた事業展開を目指す。 具体的な協業内容は以下の通り。

  • web3 技術を活用したコミュニティ・マーケティング商材の開発
    マーケティングに関わるNFT(非代替性トークン)、メタバース基盤を活用したソリューションやコミュニティの共同開発を行う。独自のファンコミュニティや DAO(分散型自立組織)など新たなターゲットへ向けた新たな商材開発を行い、web3市場での顧客獲得、新規事業を推進し、国内外の企業・経済に貢献する。
  • グローバル展開に向けた開発体制の構築
    両社のノウハウとネットワークを活用し、web3領域の国内外の事業者と連携しweb3サービス・プロダクトのグローバルな開発体制の構築を推進する。

凸版印刷はこれまで時代に欠かせないメタバース技術や翻訳ソリューションなどを用いてサービスを展開してきた。22年6月にはNFT販売代行サービスの提供開始、8月にはコミュニティ専用オウンドプラットフォームを提供するオシロ(同・渋谷区)と資本業務提携を発表した。
同社は、各企業との協業で培ったノウハウを活かし、web3技術を活用したマーケティング支援を行うweb3専門組織「web3 Marketing Unit」を立ち上げた。NFT活用プロモーションや企業向けファンコミュニティ・DAO・メタバース構築支援、トークンを活用した報酬プログラムなど、web3領域における事業創出を支援していくという。

両社は、web3を活用したマーケティング事例を創出し、知見を蓄積していく。さらには国内だけでなく国外を対象としたグローバルなマーケティングの発展と web3社会への貢献を目指すとしている。

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