NFTで地域活性化 東武トップツアーズとメディアエクイティが提携

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旅行会社の東武トップツアーズ(東京都墨田区)は7月4日、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイス「HEXA(ヘキサ)」を運営するメディアエクイティ(同・品川区)との業務提携を発表した。両社はNFTを活用した地域の活性化を進める考え。

HEXAは、日本円でNFTの発行・売買が可能な日本初のNFTマーケットプレイス。暗号資産やウォレットがなくても、簡単にNFTを購入することができるほか、web3型のコミュニティ構築機能を有している。

両社は包括的業務提携契約の締結により、NFTを活用した地域の活性化を進める考え。具体的には、「1.関係人口の創出」「2.シティプロモーション」「3.地域ブランド及び観光の振興」「4.デジタル住民票NFT所有者とのオンラインコミュニティ実施、地域振興プロジェクト等への参加推進」を挙げている。

日本初、山形県西川町でデジタル住民票 NFT を販売

なお両社は今回の業務提携に先立ち、2023年5月、山形県西川町の「デジタル住民票NFT」を抽選販売を行った。東武トップツアーズによると、自治体によるデジタル住民票NFT販売は日本初。販売数量1,000個に対し13,440の申し込みがあり、同町の関係人口創出に貢献した。

同社は今後、全都道府県に事業所を有するネットワークを生かし、地域の魅力のNFT化、並びにweb3型NFTマーケットを活用した関係人口創出に取り組み、持続可能な地域社会づくりに貢献する考え。また、企業が抱える課題をデジタルの力で解決する取り組みにも注力していくとしている。

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