DMM、web3への参入見据え新会社設立 プラットフォーム構築・展開

DMM.com(東京都港区)は1月23日、web3事業に関する新会社「DM2C Studio」を設立することを発表した。新会社は自社トークン発行及び運用や、web3サービスの企画・開発及び運営、コンサルティング、受託開発などの事業を行う。
同社は約3900万人の利用者を持つ総合サービスサイト「DMM.com」をはじめ、様々な領域で60以上の事業を展開している。新会社では、これまで培ったウェブサービスの開発運営、ゲームやアニメなどのエンターテインメント分野の経験を生かし、独自トークンを軸としたweb3プラットフォームの構築を目指すという。
具体的には、以下のようなプロジェクトを展開する。
- GameFiとGameFiプラットフォームの開発/運営
- 各種Fan Tokenプロジェクト
- 各種SocialFiプロジェクト
- 独自ウォレットや会員基盤を軸としたweb3プラットフォームの構築
- web3の起業家/コミュニティ/クリエイターとの共創プロジェクト
- DMMグループのアセットを活用したweb3プロジェクト
プロジェクトの第1弾としてGameFiの開発に着手し、2023年夏頃にブロックチェーンゲーム「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」のリリースを目指しているという。
なお、プロジェクトの実施においては同社グループのDMM Bitcoin(同・中央区)と連携し安全なweb3プラットフォームの開発・運営を行うとしている。
同社は2022年7月にweb3事業への参入を公式に発表し、第1弾としてNFTゲームの開発を手掛けるCryptoGames(同・文京区)との協業のもと、ブロックチェーンゲームの開発を開始。独自トークンを軸としたトークン経済圏の構築を目指すとしていた。
また、12月には「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」を、ゲームに特化したブロックチェーン「オアシス(Oasys)」上に構築することを発表していた。