電通デジタル、web3スタートアップと新規事業支援

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電通デジタル(東京都港区)とweb3領域のサービスを提供するUPBOND(同・渋谷区)は12月20日、web3領域のビジネス参入を目指す企業向けに、カーボンニュートラルなブロックチェーン(分散型台帳)、「Polygon(ポリゴン)」を活用したPoC(概念実証)支援・サービス開発支援を開始すると発表した。両社はweb3領域の技術を活用した新規事業支援を通して、日本のweb3の社会浸透を目指す。

UPBONDは、NFT(非代替性トークン)などの暗号資産を保有・管理する「UPBOND Wallet」を基軸にしたサービス開発を行うスタートアップ企業。両社は業務提携契約を締結し、web3領域における新たな体験価値創造を支援する。具体的にはweb3領域の技術を活用し、クライアント企業における新規事業のPoCの実施と実現まで一貫したソリューション提供を行うとともに、日本におけるweb3の社会浸透の加速に貢献するとしている。
実施内容は以下の通り。

  • クライアント企業の新たなweb3事業のPoC、立ち上げ支援
  • web3プラットフォーム/サービスの開発
  • web3の啓蒙・普及促進、シナジーの発見、協業の促進、コンソーシアムの立ち上げ

電通デジタルは、クライアント企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)やCX(顧客体験)などトランスフォーメーションのコンサルティングにおいて数多くの実績を有している。
また、UPBONDは、ブロックチェーンプラットフォームのPolygon Studiosと業務提携を結んでいる。web3最大級のエコシステムを誇るイーサリアムとほぼ同環境のPolygonブロックチェーン上で、「UPBOND Wallet」が活用できるため、web3サービスの提供においてスピーディーかつ具体的な支援が可能だという。

web3のビジネス参入狙うも課題感じる企業を支援

昨今、主にブロックチェーン技術を活用したweb3領域での新規ビジネス創出のニーズが高まっている。NFTも普及し、個人情報やデータの主導権が企業から個人へと移行するという新しい概念が、ビジネスチャンスとして注目されている。一方で、この技術をどう活用できるかわからずにいる企業も少なくないと両社は感じており、今回の提携に至った。

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