北海道、ANA NEOと連携 メタバースで魅力をPR

北海道は11月16日、ANA NEOが提供するメタバース空間「ANA GranWhale」を利用して、北海道の多面的な魅力を国内外に広く発信する取り組みを開始すると発表した。
稚内や知床・根室など道全域をメタバース空間内に構築し、自然・食・文化といった多面的な魅力を発信していく。
リアル・バーチャル融合した旅行も計画
バーチャル空間の構築では、北海道放送(北海道札幌市/HBC)が撮影を担当するほか、同社が保有するアーカイブ画像・映像資料も活用する。
また星野リゾート(長野県北佐久郡)とは、リアルとバーチャルの融合を図りながら北海道全域への現実の旅行者の誘客にも取り組む。バーチャル空間内の旅を楽しみながら、越境ECを通じて地元の特産品が購入できるなどのサービスを展開する予定だ。
ANA NEOは同事業を通じて、道内各地の景色や文化、各地での体験などをメタバース化し、北海道の観光振興の推進や道内各地域の活性化に貢献したい考えだ。

ANA NEOが提供予定の「ANA GranWhale」は、ゲームクリエイターである取締役 Co-CEO 兼総合プロデューサー田畑端が中心となり、メタバースを活用した未来のライフスタイルを企画・提案するサービス。現在は2022年度末のサービス発表に向けて、幅広い業界で提携を進めている。