鳥取県庁がメタバース課を設置 web3活用し関係人口の創出へ

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「メタバース課」のイメージ(出所:鳥取県)
「メタバース課」のイメージ(出所:鳥取県)

鳥取県は2月2日、同県庁内に架空の部署「メタバース課」を立ち上げ、自治体オリジナルAIアバターを職員第一号として採用することを発表した。web3時代を見据え「メタバース関係人口」の創出を目的に、メタバース空間での情報発信を行っていく。

日本で一番人口が少ない県として知られる同県は、さらなる人口減少や高齢化、コロナ禍による経済の衰退への対策として「関係人口」の創出に向け様々な取り組みを行ってきた。今回、同県はweb3技術を活用した課題解決のため、鳥取県庁内に架空の部署「メタバース課」を設立。日本初となる自治体オリジナルAIアバターを職員として採用した。

同課は、メタバース空間内での情報発信を行い「メタバース関係人口」(メタバース空間を通じて鳥取県と接点を持つ人口)を創出すること目指す。AIアバター職員は常時メタバース空間を通じて世界中とコミュニケーションをとっていくという。

メタバース空間内での鳥取県の知名度が高まり、国内外で関係人口が増えていくことで、NFT(非代替性トークン)などweb3技術を活用したプロジェクトが生まれるなどした結果、ゆくゆくは人口減少や高齢化など、様々な課題解決につなげていくという。

今回同課は、かねてよりweb3領域で関係があった日本発のブロックチェーン企業、NOBORDER.z(UAE)と自治体におけるweb3 やNFT活用の可能性を相互に検証することを目的に連携。メタバースプラットフォーム「XANA」のAIを搭載したNFT「XANA:GENESIS」を利用、鳥取県オリジナル版としてカスタマイズし、音声会話や感情表現が可能なAIアバター職員とした。

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