ブルボン、メタバース活用 大日本印刷と連携

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「ブルボンメタバース」のイメージ(出所:ブルボン)
「ブルボンメタバース」のイメージ(出所:ブルボン)

ブルボン(新潟県柏崎市)は10月3日〜31日の期間限定で、メタバース(インターネット上の仮想空間)を活用した「ブルボンメタバース」を開設する。利用者は分身となる「アバター」を通じ、同社の歴史や商品の魅力を体験できる。VRゴーグル等は不要で、パソコンやスマートフォンのブラウザからアクセスが可能。なお、大日本印刷(DNP/東京都新宿区)が構築を支援した。

ブルボンメタバースは、「お菓子の森エリア」「ブルボン本社ビルエリア」「イベントエリア」の3つで構成される。利用者は自分の選んだアバターで各エリアを自由に移動できる。動画やクイズによって同社の商品や歴史について学べるほか、ブルボン本社ビルエリアでは、ビルの最上部より眺める柏崎市の眺望も楽しむことができるという。

開催期間中は空間内のクイズでコインを集め、クーポンや商品が当たる企画を用意している。

メタバース技術の活用により、物理的な距離感を超え、人と人とが身近に新たな方法でつながることが可能になる。同社は様々なコミュニケーションの可能性を探求し、新たな価値の創造と提供につなげる取り組みを目指す考え。

DNP、企業のメタバース構築を支援

総合印刷会社であるDNPは、企業の取り組みや商品に対する想いを体験型で伝える手法として、メタバース構築・運用を支援している。同社独自の情報・印刷技術により、高精細なメタバースをパソコンやスマートフォンのWebブラウザで体験できるよう最適化して提供する。

DNPは、VRやARなどを含むXR(Extended Reality)の技術を活用し、自治体や施設管理者の公認の空間、企業の工場やショールーム等に対して、リアルとバーチャルの空間を融合して体験価値を高める「XRコミュニケーション事業」を2021年から展開しており、今回の支援はこの事業の一環。

今後も、多様な業種の企業を対象にメタバースの構築を支援し、生活者への新たな情報発信や交流の場として、コーポレートブランディングの向上にも貢献していくという。

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