三菱UFJ銀、メタバース経済圏をアジア展開 TBT Labと提携

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三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG/東京都千代田区)の子会社である三菱UFJ銀行(同)は5月12日、web3・メタバース領域を中心とするビジネス開発ラボであるTBT Lab(同)の子会社JP UNIVERSE(同)、ログシス(同)の株式を取得し、TBT Labグループと資本業務提携することを発表した。両者は提携を通じ、メタバース経済圏の創出に向けた取り組みを加速させる考え。

TBT Labは、2023年2月、メタバースやデジタルコンテンツが集う共通基盤(オープン・メタバース)を活用したジャパン・メタバース経済圏(JMEZ)創出の構想を立ち上げ、国内企業計10社で基本合意を締結した。

MUFGのほか、ジェーシービー(JCB/東京都港区)、みずほフィナンシャルグループ(同・千代田区)、三井住友フィナンシャルグループ(同)、りそなホールディングス(同・江東区)、損害保険ジャパン(同・新宿区)、凸版印刷(同・台東区)、富士通(同・港区)、三菱商事(同・千代田区)が参画している。

今回の提携により、JMEZの推進を目的に、経済圏創出に必要となる認証、決済、データなどの金融プラットフォーム機能の開発を中心に協業していく。

さらにMUFGの商業銀行プラットフォームを活用し、TBT Labグループや賛同する企業とともにアジアへメタバース経済圏を展開し、アジア経済と産業の発展にも取り組む考え。

両者は協業し、web3・メタバースなどのデジタル空間事業における日本の国際競争力の強化に貢献していくとしている。

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