旭化成、産廃系プラの再利用促進 今秋実証開始

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産業系廃棄物向け利用促進システムにおける資源循環のイメージ(出所:旭化成)
産業系廃棄物向け利用促進システムにおける資源循環のイメージ(出所:旭化成)

旭化成(東京都千代田区)は7月28日、産業廃棄物や工場より排出される不要となったプラスチック(産業系廃棄物)を対象に、再生プラスチックとして利用を促進するためのシステム開発を開始すると発表した。

開発するシステムは、ブロックチェーン技術を使ったトレーサビリティ(追跡可能性)確保のほか、品質情報、取引実績・認証情報などを提供する。同社はこのシステムを用いた実証実験を2022年秋以降に行う予定だ。

実証実験においては、同社も参画する日本プラスチック工業連盟の会員リサイクラーの協力を得て、リサイクラーの既存の再生プロセスにてシステムを実際に稼働させ、作業フローやデータ管理など、ユーザーエクスペリエンスの観点での価値検証を実施する。また開発にあたり、モノづくり系リサイクラーと議論を進め、再生材のモノづくり現場が使いやすい利用促進システムを目指す考えだ。

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