博報堂キースリー、学生向けweb3ハッカソン開催

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(出所:博報堂キースリー)
(出所:博報堂キースリー)

博報堂キースリー(東京都港区)は6月14日、学生向けのweb3ハッカソン「HR3 HACKATHON」を開催すると発表した。学生からブロックチェーンのテクノロジーを使ったweb3プロダクトを募集し、提出されたプロダクトは博報堂グループが継続的に支援していく。

同ハッカソンでは「Dream career〜未来の学生キャリアを開発しよう〜」をテーマにブロックチェーンのテクノロジーを使ったweb3プロダクトを募集する。参加者はDapps(分散型アプリ)構想・設計・構築の過程で、web3専門家からの指導や最新のツール・技術を活用し、アイデアの実現に動く。

国内外の大学生、高専生、大学院生、高校生がエントリー対象だが、テーマに沿っていれば社会人でもエントリー可能。期間は2023年8月5日から27日で、最終日の「デモデイ」では博報堂ミライの事業室「Hakuhodo JV studio」代表の宮井弘之氏や、博報堂キースリー代表取締役の重松俊範氏らが審査員を務める。

審査員は革新性、ユーザビリティ、拡張性などの基準に基づいて各チームが開発したDappsを評価する。上位チームには、総額100万円の資金、web3アクセラレータープログラムへのアクセス、投資家や専門家との交流の機会などが贈られる。

提出されたweb3プロダクトについては、上位チームに限らず、博報堂グループがリリースまでの開発やその後のマーケティングまで、サービス普及に向けてバックアップしていく。

開催にあたっては、博報堂が未来創造の技術としてのクリエイティビティを研究・開発し、社会実験していく場として開校したUNIVERSITY of CREATIVITY(東京都港区)が協力する。同校は、年齢・職業問わず開かれた創発プラットフォームで「AI・IoT・ビッグデータ」や「サステナビリティ」など10のテーマを設定し、独自の研究、プロジェクト活動を行っている。

より多くの生活者がweb3に参加できる社会へ

博報堂キースリーは、博報堂(東京都港区)とAstar Networkを開発するStake Technologies(シンガポール)のCEO、渡辺創太氏が2022年12月に設立した。web3ハッカソンの企画・運営を行いながら、より多くの生活者がweb3に参加できる社会の実現に貢献していくとしている。

なお、同社は2023年2月に、トヨタ自動車(愛知県豊田市)協賛で「企業内プロジェクト向けDAO(分散型自立組織)支援ツールの開発」をテーマにしたweb3グローバルハッカソンを開催した。

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