SBTとVCを活用したサービス提供へ TOPPANとベスラボス

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ZENSTAサービス概要(出所:TOPPANホールディングス)
ZENSTAサービス概要(出所:TOPPANホールディングス)

TOPPAN(東京都文京区)とVESS Labs(ベスラボズ/同・渋谷区)は10月17日、イベントのデジタル参加証としてNFT(非代替性トークン)の一種であるSBT(ソウルバウンドトークン/譲渡不可能で個人の経歴を証明するNFT)やVC(証明書)を配布できるサービス「ZEN STA(ぜんすて)」の販売を開始した。

また、これを機に両社は、web3におけるNFT・SBT・VCを活用したマーケティング領域での協業を開始する。

「ZEN STA」は、SBTやVCによって、信頼性の高いイベント参加証明を簡単に発行できるサービス。配布はQRコードまたはURLを用いて、リアル・メタバースのどちらでも利用できる。また、ユーザー情報を保存できるため、実際のイベント参加者に対してのコミュニティ形成や参加後のコミュニケーションも可能だ。

リアルイベントからメタバースまで、イベントの回遊促進やイベント開催後のコミュニティ形成など、マーケティング活動を支援する。

SBTとVCで、NFTの課題を解消

これまでイベントの参加証明やノベルティとして、NFTの配布される際、NFTは譲渡や売買が可能であるために、参加証明としての担保が難しかった。SBTやVCは譲渡ができないため信頼性の高い証明が可能だが、SBTやVCを主に発行するサービスは少なかった。

今回の取り組みは、TOPPANグループが2023年4月より提供を開始した「エンタープライズ向けNFT認証ソリューション」の第2弾。同社は、イベント業界、エンターテインメント業界を中心に「ZEN STA」を拡販し、web3進出を支援する考え。また、NFT・メタバース・クリエイターエコノミー・web3マーケティング支援などのweb3関連事業で、2025年度までに約10億円の売上を目指すとしている。

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