博報堂とステイク、新会社でWeb3ハッカソン運営等

博報堂(東京都港区)と、日本発のパブリックブロックチェーンAstar Network(アスターネットワーク)を開発するStake Technologies(ステイクテクノロジーズ/シンガポール)のCEO渡辺創太氏は、新会社「博報堂キースリー」を12月5日付けで設立した。新会社はweb3ハッカソンの企画・運営を行いながらクライアント企業と共にweb3サービスを開発する。
博報堂はこれまで渡辺氏と企業のweb3市場への参入支援について協業してきた。今回、新会社が力を入れるハッカソンとは、ITエンジニアやデザイナーなどが集まってチームを作り、特定のテーマに対してアイデアを出し合いながら、決められた期間内でアプリケーションやサービスを開発し、その成果を競い合うイベントのこと。web3におけるサービス開発はブロックチェーン主催のハッカソンを通じて行われることが主流になりつつあるにもかかわらず、現状日本発のハッカソンは数が少ないという。
博報堂キースリーは、博報堂の「生活者発想」と「クリエイティビティ」を活かして世界中でハッカソンを企画・運営することでネットワークを築き、クライアント企業の新たなサービス開発を目指す。
ブロックチェーンなどの技術を活用する次世代インターネット「web3」は、政府の重点政策となっている。今後のweb3のさらなる普及のためには、誰でも参加できるパブリックブロックチェーンと安全で使いやすいサービス、体験開発が重要だという。