「根も葉もない」わけではないが…
2014年2月、アメリカでは「アップルがテスラ買収の動き」というニュースが飛び交った。これはアメリカの投資関連企業が明らかにした情報であった。そのなかで2013年春頃、アップルはテスラに対して「買収相手」という前提で会合を持ったとしている。
アップルとしてはその頃ちょうど、「iPhone6」量産に向けた最後の詰めを行なっていた時期にあたる。またアップル経営陣のなかでは、異業種を巨額資金で買収しまくるグーグルに対する警戒感が強まっていた。そのため、アップルとしても部品サプライヤーやAI(人口知能)関連事業者等の買収を検討していたようだ。また、iPhoneと車載器の連携を強化するためのシステム「iOS in the car」(2014年3月に量産型「CarPlay」)構想のお披露目を控えていた。
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