家電ベンチャーたちの、次の狙い?
噂されてきた、英ダイソンが9月後半、EV参入を正式に公表した。
ダイソンといえば、サイクロン式の掃除機で急成長している英国企業だ。90年代に日本向けに試作品を発表したことをきっかけに創業資金を集め、サイクロン式に特化し、また外観デザインも凝った商品を次々に市場投入してきた。
90年代後半から2000年代半ばまでの創業から10年ほどの間では、こうした高付加価値型の家電の市場がどこまで広がるのかが不透明で、電機やIT業界の中でもダイソンの将来性を疑問視する声が多かった。
だが、2000年代中盤以降、日本を含めてダイソンのブランド戦略が消費者の心をつかみ業績が一気に上向いた。そうしたトレンドを日系電機メーカーが後追いするという図式が生まれた。
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