バレル60ドル台という安値
OPEC(石油輸出国機構)は2014年11月30日、総会の決議として原油減産について見送ることを発表した。これは主要産油国であるサウジアラビアの意向が強い、と報じられている。
この発表を受けて、米ニューヨーク市場の原油先物は一時、1バレル60ドル半ばまで下落した(1バレルは約159リッター)。これは約10年前のレベルに相当する。原油価格は米テキサス州中部で産出されるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)、英国や北欧周辺で産出される北海ブレント、さらにドバイやサウジアラビア周辺の産出物により、価格が変動している。
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