
HONDA実証試験のシステム
子会社の撤退と売却
ホンダは10月30日、子会社のホンダソルテックの事業を2014年春に終了し、太陽電池の製造と販売から撤退すると発表した。
同社本社は、熊本空港に近い熊本県菊池郡にある、二輪車を製造するホンダ熊本製作所に隣接している。
同社の太陽電池は銅、イリジウム、ガリウム、セレンの化合物から生成した薄膜を使用するのが特徴。各種の太陽光への対応性が高く、気象状況の変化に強い。
撤退の理由についてホンダは、近年のシリコン価格下落を挙げた。中国製やインド製など廉価な太陽電池が市場に出回るなか、プレミアム性が高いホンダの製品は価格競争力を失った。
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