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トヨタ新型「シエンタ」発表 ハイブリッドは量産効果で全体コスト抑える

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トヨタは2022年8月24日、3代目となるコンパクトミニバン「シエンタ」を発表した。

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新型「シエンタ」の発表会場にて(筆者撮影)

都内で開催された発表イベントを取材し、新型「シエンタ」について詳しく聞いた。

トヨタ関係者によると、ボディデザインは2代目のコンセプトだった「アクティブ&エモーショナル」から、3代目は「エーモーティブ・ライフツール」にしたという。

といわれても、なんだかビンとこないが、3代目の実物を見ると、ちょっとヨーロピアン調で、ほんわかした楽しさを感じる。

2代目はフロントマスクが『キツメ』で、ボディ全体は他に類のないような前衛的なフォルムだったのに対し、3代目は見た目が大きく変わった印象だ。

ただし、トヨタが気にしたのは「車体全体を大きく見せない」ということだった。

理由は、2代目ユーザーの声として「ボディサイズは現状、日常生活にベストフィットしているので、今後もシエンタのボディサイズを大きくしないでほしい」という意見が多かったからだ。

そこで採用したのが、『シカクマル』というデザイン手法である。要するに、四角いモノの「角をとった」ということだ。

そのうえで、2代目ユーザーから指摘の多かった2列目シートの居住性を上げるなど、車内空間の居心地を改善したという。

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新型「シエンタ」の車内(筆者撮影)

また車体には「プリウス」や「カローラ」などですでに採用されているTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)に移行したことで、乗り心地やハンドリングが大幅に良くなっているともいう。

パワートレインは、1.5リッターガソリンエンジンと、1.5リッターハイブリッドの2種類だ。

シエンタの場合、価格にこだわるユーザーが多いため、2代目では価格が低いガソリンエンジンの販売比率が全体の半分程度を占めた。「カローラ」などトヨタの国内コンパクトカーの多くでは、ハイブリッド車比率が7割から8割に達しており、3代目シエンタでもハイブリッド車比率・7割以上を実現したいと、トヨタは説明する。

そのためにも、ハイブリッド車としての基本構造や技術は継承して量産効果によってコストを下げるため、燃費については「あえて、同カテゴリーでNo1を目指すといった観点ではなく、性能とコストとのバランスを重視した。

クルマ全体として見ると、高度運転支援システム「トヨタセーフティセンス」の採用はもとより、直近では世界的な材料費高騰などがあり、なにかとコスト高になる傾向がある。

シエンタの製品特性として、「リーズナブルな価格」という点をぶらさないため、ハイブリッド車のコスト管理を進めたということになる。

新型シエンタは、国内専用車で月販基準台数は8,300台。全国各地での店頭発表会は、2022年9月3日(土)と4日(日)に行われる。

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車内後部スペースをデコレーションした様子(筆者撮影)

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