
ホンダ青山本社1Fのショールーム。手前が「N One」、奥に「フィット」。
先日、朝日新聞のウエブサイトに、そんな記事が載った。
これは、同社記者に対してホンダの役員が答えたもの。仕向け地は、インド。時期は2016年としている。
本件に対して、ホンダから正式なプレスリリースは出ていない。
だが、ホンダのこれからの事業計画を考えると「当然の発言」だと思える。
そこにはいくつかの裏付けがある。
(裏付け・その1)2016年という時期
ホンダは2012年9月、青山本社で「社長会見」を行なった。これは事実上、中期経営計画の発表だった。
そのなかで、2016年3月期に四輪車の世界販売台数で、600万台を目指すとした。これは2012年暦年(1~12月)実績の約1.5倍に相当する野心的な数値だ。その内訳として、300万台が北米を中心とした先進国市場で、300万台を新興国市場での達成と算出している。
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