トヨタ自動車と出光興産は、バッテリーEVへの搭載を考慮した全固体電池の量産化に向けた協業関係について発表した。2027～2028年の実用化を目指す。
全固体電池とは、リチウムイオン電池の一種で、正極と負極の間の電解質が固体である電池を指す。現行で量産されているリチウムイオン電池は、電解質が液体であり、仮に電池内に何らかの異常が発生し電池が高熱化した場合、電解質に着火して電池が燃焼する可能性がある。全固体電池では、こうした危険性が極めて低いことに加えて、固体電解質でイオンが効率的に移動できるために、高出力化、充電時間の短縮、そして航続距離の拡大などが可能だといわれている。
