「キワモノ」でスタートした後、着実な成長のトヨタ
「リーフ」や「i-MiEV」が量産された2010年より以前、日系の自動車メーカーは電動化についてコンサバな姿勢を続けてきた。
それは、トヨタの影響だ。
日本の自動車産業界に絶大な影響力がある同社が、電動化の中核にハイブリッド車を据えたからだ。1996年に誕生した「プリウス」は、大手自動車メーカーが量産した、世界初のガソリンエンジンをベースとした電動車だった。この新技術について、ジャーマン3は「しょせん、キワモノ。長続きしない」と、嘲笑った。
しかし、2000年代中盤からアメリカでハイブリッド車の認知度が高まったことで、ジャーマン3もハイブリッド車開発を余儀なくされた。
(※全文:1868文字 画像:あり)