自動車メーカーの本格出展が目立つCES
やはり今年もトヨタは、FCVだった。世界最大級のIT及び電気製品見本市のCES(コンシューマ・エレクトロニクス・ショー)。ここ数年は、自動車メーカーの出展が増えている。その理由は、次世代テレマティクス。iPhoneやアンドロイドフォンと車載器との連携、大型のHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)、車載器向けの新たなるアプリサービス等、クルマにとって新たなるIT化の流れが急加速しているのだ。
アメリカメーカーでは、2007年からマイクロソフトと車載器向けOS(オペレーティング・システム)の「SYNC(シンク)」を構築したフォードが先行し、それに車載通信システム「OnStar」を擁するGMが対抗する構図。欧州メーカーでは、テレマティクスをブランド構築の軸足とする独アウディが先行し、これにメルセデスが追随している。
一方、日系メーカーはトヨタと独自テレマティクスシステム「マツダコネクト」を擁するマツダの2本立てだ。
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