
勢揃いした、自動車メーカー各社の「超小型モビリティ」。
今年は全国各地で、国土交通省・平成24年度補正予算による実証試験が行われる
「人とくるまのテクノロジー展」(2013年5月22~24日/ パシフィコ横浜)。
一般ユーザーには馴染みの薄い、このイベント。だが、ここには「日本の自動車産業技術」が集約している。なぜなら、主催者が自動車メーカー、自動車部品メーカー、大学等の教育・研究機関が参画する自動車技術会(通称:自技会)。展示イベントとは別に、学術発表会やフォーラムが開催されている。
筆者はこれらを毎年、取材している。今年は開催期間中の二日間、業界各位と情報交換を行なった。そうしたなかで、感じたことは「どうも、次の一手が、ハッキリと見えてこない」ということだ。以下、分野別で筆者の印象をまとめた。
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