食品展示会のなかにチラホラ
「それにしても、ちょっと、これは…」。
2014年9月17日、東京ビッグサイト・東ホール。国内唯一のEV・PHVに特化したトレードショーと銘打たれた「EV・PHV普及活用技術展2014」、通称EVEX。開催初日にあたる同日、午前11時(開場は午前10時)に現地入りした筆者が、場内でバッタリ出会った複数の人たちが、会場内の”違和感”を指摘した。その人たちは自動車メーカー等で古くからEV(電気自動車)に携わってきた技術者だ。
EVEXは2010年、パシフィコ横浜で初開催され、今年で5年目を迎えた。筆者はそのうち、初回と今回を含む4回を現地取材している。2010年といえば、日産「リーフ」と三菱「i-MiEV」の量産が始まり、「EV本格普及元年」と呼ばれた。横浜の会場には日本の産学官の関係者の他にも、欧米や中国、韓国、台湾のEV関係者らが「EVの将来像」を探りにやってきた。
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