本来は2014年に量産車に搭載
市場導入が遅れている理由とは?
2012年4月、米ニューヨークモーターショー。日産の高級ブランド・インフィニティのミドルサイズセダン、『LEコンセプト』が世界初公開された。
同車の最大の特徴は、非接触充電を備えていることだ。コイルは車体の後下部に取り付けた。充電器の出力は3.3kWで、満充電まではアメリカの電圧240Vでは約8時間を想定した。また量産時には有線による急速充電器として、出力50kWのチャデモ方式を採用することも明らかにした。
そしてカルロス・ゴーンCEOは発表現場で「24カ月以内に量産する」と言い切った。
ところが、それから28カ月経った現時点で、『インフィニティLE』も非接触充電についても、日産からは量産化に関する情報はまったく聞こえてこない。
その理由は何か?
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