三菱自動車は、東南アジアを中心に約560万台を売り上げた新型トライトンの国内販売を開始した。ルノー、日産、三菱のアライアンスが進む中、三菱ブランドの再構築に向けてどのような期待ができるのか、自動車ジャーナリストの桃田健史氏にレポートしてもらった。(バックナンバーはこちら)
三菱自動車工業(以下、三菱)は2月、新型ピックアップトラック「トライトン」の国内販売を始めた。トライトンが日本で新車販売されるのは12年ぶり。
東南アジアで約560万台を販売
1978年に初代が登場したトライトンは、東南アジアを中心とした累計販売台数が約560万台という三菱にとって主要なモデルだ。用途は、荷物を運ぶ商用車、道路整備や建築現場などでの作業車、そしてアウトドアを楽しむ乗用車など、国や地域によって違いがある。