
燃料電池車の「MIRAI」は高級セダンのイメージへフルモデルチェンジ(筆者撮影)
業績は回復傾向に
足元でのトヨタの業績が回復基調にあることが明らかになった。トヨタは2020年11月6日、同社の2021年3月期 第2四半期決算説明会をオンラインで開催した。通常、中間決算では財務・経理担当役員が主体での発表となるのだが、今回は異例の措置として豊田章男社長が出席し、自身の考えを語った。社長が中間決算発表で発言するのはトヨタとして初めてであることに対して、豊田社長は「コロナ禍という有事」での対応だと説明した。
公表された業績の推移を見ると、第2四半期の世界市場における販売台数は前年同期比93%にまで回復している。また、今年5月の通期決算発表の際に、2021年度期での達成目標としてした、年間800万台、営業利益5,000億円について、営業利益については上期時点で5,199億円を達成した。
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