日本だけでなく、世界における量産型EVの筆頭、「リーフ」。
はたしてこれから、どうなるのか?

日産が描く、スマートコミュニティを、ブロックで具現化。
EVへの自身揺るがない日産
2016年まで、累計EV販売台数150万台目指す
まずは、日産の直近での考え方を知るため、5月9日、日産自動車本社(神奈川県横浜市)で行われた同社の2013年3月期決算報告記者会見に参加した。
決算の内容は、売上げ高が9兆6296億円。営業利益は5253億円。販売台数では、前年比1.4%増の491万1000台となった。
仕向け地別でみると、アメリカが同5.4%増の114万台、中国が5.3%増の118万台、ロシアを含む欧州が7.5%増の66万台、そして日本が同1.3%減の64万7000台だった。
これらの市場背景を紹介すると、アメリカは高級車を中心に市場回復。中国では2012年9月半ばに発生した反日運動の影響があったが、今年に入り販売状況は昨年並みにまで改善。欧州はロシア地場最大手のアウトヴァズとの連携が好調。そして日本では、エコカー補助金に対する反動減となった。
そして「リーフ」について、プレスリリースでは、「電気自動車とゼロエミッションビークルにおけるナンバー1の自動車メーカーとしての地位を強固なものとした。グローバルでこれまでには6万2000台を販売した」とある。同社が今年2月に発表したデータでは、2012年12月発売開始から2013年1月まで、グローバルで5万1400台としており、この3ヶ月で約1万台上積みされたことになる。
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