日建設計ら、工場の環境性能を評価できる指標開発 明治工場に初導入

日建設計(東京都千代⽥区)と日建設計総合研究所(同)は12月13日、工場建物における環境負荷低減度などを評価できるサステナビリティ評価システムを開発したと発表した。同システムを導入することで、企業は、独自の評価指標の策定とともに、設計から維持管理に至るまでの建設プロセスを、より確実にマネジメントできるようになる。
標準想定ケースと比較し、補強すべき性能などを見直す
食品メーカーなどの企業は現在、環境負荷低減への取り組みを行うほか、健康経営推進として、従業員の健康に配慮した工場の室内環境整備などの取り組みを実施している。
既存施設の情報を総合的に評価・分析する方法としては、総合環境性能評価指標として「CASBEE」「LEED」などがあるが、これらの指標はオフィス部分を対象としたもので、工場施設を適切に評価することは困難とされている。こうした状況を踏まえ、同社は今回、工場施設における総合的な環境性能を評価する手法を開発した。
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