明治、チーズ生産時の残さをメタン発酵 十勝工場の産廃5割削減

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導入する設備全体のイメージ(出所:明治)
導入する設備全体のイメージ(出所:明治)

明治(東京都中央区)は5月17日、十勝工場(北海道芽室町)に、チーズ生産時に発生するホエイ(乳清)残さをメタン発酵し、排水処理する設備を導入すると発表した。投資額は約9.4億円。2021年度比で、同工場における産業廃棄物の年間排出量を54%、CO2排出量を5.9%削減する見込み。2024年4月に稼働を開始する予定。

同社が、メタン発酵と既設好気処理の並列ハイブリッド仕様の設備を導入するのは今回が初めて。ビールや飲料工場で多くの導入実績がある栗田工業(福岡県福岡市)製を採用した。発生するメタンバイオガスは工場内のエネルギーとして利用するほか、既設の排水処理設備の電力量を低減させる。

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