家畜排泄物の管理方法変更でCO2年間149t減 丸紅らのクレジット創出PJ

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分離した固体分は強制発酵し敷料として利用する(出所:丸紅)
分離した固体分は強制発酵し敷料として利用する(出所:丸紅)

丸紅(東京都千代田区)は3月14日、明治ホールディングス(同・中央区)、ファームノートデーリィプラットフォーム(ファームノートDP/北海道標津郡中標津町)とともに、酪農分野の脱炭素化に向けてJ-クレジット活用プロジェクトを進めていることを明らかにした。

GHG排出係数が小さく「強制発酵」に変更

この取り組みは、家畜排泄物の管理方法を変更するというもの。具体的には、ファームノートDPが保有する牧場において、これまで貯留し畑に散布していた乳牛の糞尿を固液分離し、GHG排出係数が小さくより環境負荷の低い「強制発酵(撹拌などにより強制的に空気に触れさせることによって起こる発酵)」させることで、GHG排出量の削減を図る。

GHG排出量の算定やJ-クレジットの申請・販売は丸紅が行い、明治HDがそのJ-クレジットを購入する。これまでの実績として、2022年8月からの1年間で149トンのCO2を削減している。

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